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STAR ISLAND 2024

【STAR ISLAND FUKUOKA 2024】日本発の未来型花火エンターテインメント、福岡初公演の様子をレポート

2024.05.17
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音楽
花火
日本・サウジアラビア・シンガポールの人々を魅了した、世界最先端の花火エンターテインメント「STAR ISLAND」が、5年ぶりに日本に凱旋。5月に福岡、6月に東京で開催されます。福岡での開催は今回が初めて。5月11日(土)に福岡市中央区地行浜(じぎょうはま)で行われた、圧巻のエンターテインメントショーを体験してきました!
 
 
明るいうちから海を眺めてゆっくり過ごす
 
 
「みずほPayPayドーム福岡」の北側に広がる地行浜(じぎょうはま)。周辺にはショッピングモールやホテルなどもあり、夏は多くの人で賑わうこのビーチでSTAR ISLANDは開催されます。最寄りの唐人町駅から徒歩15分ほどで、受付となっているドームに到着。入口付近に設置されたフォトスポットの前で、カップルや家族連れなどの来場者が、記念撮影をしていました。
 


さっそくドームの中に入ると、照明が落とされた空間に彩り豊かなアート作品が並んでいます。聞こえてくるのは、寄せては返す波の音。そこにレーザーとスモークが融合し、不思議な空間が創り出されています。この作品は気鋭のアーティストYOSHIROTTENさんによるアートプロジェクト<SUN>、銀色の太陽をイメージされているそうです。会場には巨大なLEDスクリーンも設置されており、3Dメガネをかけて見ると、葉・球体・リングなどがこちらに迫ってくる! 子どもたちはそれをつかもうと、手を伸ばして遊んでいます。腰を下ろしてゆっくり鑑賞している人もいて、「おもしろいね!」「おぉ、見える!」などの声が挙がっていました。
 
アートを鑑賞したあとは、ドームを抜けてメイン会場に向かいます。ゲートをくぐると、そこには空と海が広がっていました。5月ということもあり、暑くもなく風が気持ちよくて開放感がすごい! 15:00の開場から19:15の開演までは、STAR ISLANDのためのDJプレイが楽しめるとのことで、心地よいリズムが会場全体を包み込んでいます。
 


まず、出迎えてくれたのは、銀色のキラキラした衣装をまとったパフォーマーのみなさん。大きなリングの中に体を入れて自在に操っており、たくさんの人が集まっています。パフォーマーさんと一緒に記念撮影をしている人もいました。
 
フードコーナーには、唐揚げ、フライドポテト、お好み焼き、かき氷など数十軒のお店がズラリと並び、多くの人で賑わっています。明るいうちから来て、開演までの時間を食べたり飲んだりしながら、ゆっくり楽しむのもこのイベント醍醐味なのだと知りました。みなさん盛り上がっています。ちなみに、飲食物の持ち込みもOKです。
 


また、小さなお子さんを連れた方も多く、場内にあるキッズエリアでは子どもたちが元気に遊んでいました。そのほか、車いすで観覧できるバリアフリーエリアもありました。
 
観覧エリアに入ると、海に向かって中央から左に2名1組のスタープレミアムペア、右に4名1組のスターグループシートが広がっています。そして、両サイドには、砂浜に専用レジャーシートを敷いて観覧するスタープレミアムビュー、スタービュー、スターシートが続きます。後方の高い位置には、機材を持ち込んで花火やパフォーマンスをしっかり撮影できるカメラシートや、ディナーを楽しみなら観覧できるディナースターシートが設置されています。会場が砂浜ということもあり、どの席も抜群のロケーションです。
 
 
圧巻のパフォーマンスが非日常へといざなう
 
 
STAR ISLANDは、日本の伝統文化である花火と3Dサウンドやレーザー、ドローンなどの最新テクノロジー、そしてパフォーマンスを融合させた、日本発の未来型花火エンターテインメントです。総合演出は、東京パラリンピック競技大会閉会式でショーディレクターを務めた小橋賢児さんです。
 
いよいよ開演時間が迫ってきました。夕日は沈み、空は橙から藍へと表情を変えていきます。「このあと、時空が一気に変わるような変化を見せます」とのアナウンスに高まるワクワク感! 開演を告げる大きな花火が上がり、いよいよショーが始まります。
 


白く華やかな衣装に身を包み、たいまつや球体、旗を持ったパフォーマーたちが登場。その1人が天に球体を掲げると雷が鳴り響き、逆ピラミッド型のトンネルのようなものが光の粒によって空に浮かび上がります。まるで、異世界への入口のようです。その後、光の粒は天に昇っていく人や鳥へとカタチを変え、ひと筋の稲光が落ちたところから、龍があらわれます。空に描かれた立体的なオブジェクトが次々とカタチを変える様は、これまでに一度も見たことがなくとても幻想的です。

これは1000機のドローンによるもので、国内最大規模とのこと。手掛けたのは、全国各地でドローンショーを行う株式会社レッドクリフさん。1000機のドローンはすべて、1台のコンピューターで制御しているそうです。
 


会場のボルテージが上がる中、一瞬の静寂に包まれたあと、空にフェニックスがあらわれると同時に、目の前いっぱいの花火が打ち上げられました。音楽と完璧にシンクロした無数の花火が夜空を彩り、「STAR ISLAND」の文字がドローンによって描かれると、会場から大きな歓声が挙がりました。
 


完全に日が沈み夜を迎えると、レーザーにより海が表現され、波の音が聞こえてきます。見上げると頭上に水面があるようで、自分が海の中にいるような感覚になりました。そこに花火が上がり、夜空に大輪の花を咲かせます。
 
さらに、ロック・ジャズ・ポップスの名曲にのせて、花火とパフォーマンスの競演は続きます。今回のショーのストーリーは、「LIFE IS A JOURNEY」。オープニングから「誕生」「夢」「混乱」「愛」が描かれ、人生という一つの旅がさまざまな演出を通して表現されました。ショーが進むにつれて、どんどんSTAR ISLANDの世界に引き込まれていきます。

水面に映る花火の向こうには夜景が見えて、会場は幻想的な雰囲気に包まれています。ショーも終盤に差し掛かり再びドローンが登場。夜空に太陽が描かれ、そこに虹が架かります。視界を覆い尽くすほどの花火が上がり、会場からは大きな歓声が挙がっていました。このあと、さらにすごいクライマックスを迎えるのですが、そこは、実際に観てのお楽しみということで!

ショーが終わったあと、しばらく幸せな余韻に浸っていました。花火、音楽、パフォーマー、レーザー、ドローン、海、風が一体となって、これまでに体験したことのない非日常空間創り出され、その世界に自然と入り込んでいく。本当に美しいものを見ると、他のことは考えられなくなるのですね。そして、観覧中に不思議なことが起こりました。自分を大事にしよう、明日からまた頑張ろうという力が湧いてくるのです。
 
五感を刺激し、心を揺さぶる大迫力の未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND」。この非日常空間は、一見の価値アリ! 東京公演は、2024年6月1日(土)・6月2日(日)お台場海浜公園で開催されます。ぜひ、あなたの大切な人と特別な空間を味わってみてください。
 
※「レーザーとアートを掛け合わせた没入体験」と「1000機のドローンによる演出」は、福岡公演のみとなっております。
 

 
●STAR ISLAND 2024
日時:2024年6⽉1⽇(土)・2⽇(日) 開場16:00 開演 19:15 閉演21:00
会場:お台場海浜公園
予定来場者数:約15,000人/1day×2日間
後援:東京都、日本テレビ放送網株式会社
チケット:
STAR SEAT:¥8,500(税抜)  / ¥9,350(税込)  / 1名
STAR VIEW:¥14,500(税抜) / ¥15,950(税込) / 1名               
STAR PREMIUM VIEW:¥16,500(税抜) / ¥18,150(税込) / 1名          
CAMERAS ALLOWED SEAT:¥17,500(税抜) / ¥19,250(税込) / 1名     
STAR PREMIUM PAIR:¥35,000(税抜) / ¥38,500(税込) / 2名           
STAR GROUP SEAT:¥70,000(税抜) / ¥77,000(税込) / 4名             
LIMITED STAR SEAT -DINNER-:¥66,000(税抜) / ¥72,600(税込) / 2名


【STAR ISLAND OFFICIAL SITE】
https://star-island.jp/

【STAR ISLAND YouTube】
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コクブサトシ
WRITTEN BYコクブサトシ
福岡県在住の編集&ライター。広告制作会社、編集プロダクション勤務を経て2022年に独立。インタビューによる記事・書籍の執筆を中心に活動中。「人を元気にする文章」を心がけています。趣味は、日本酒とビールとサウナ。日本ソムリエ協会認定 J.S.A SAKE DIPLOMA。
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