オルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」では、2023年12月20日(水)から12月28日(木)までNAZE個展「Träumerei」と平野泰子、西脇衣織によるグループ展「WALL SELECTION vol.2」が同時開催される。

NAZE 個展「Träumerei」

NAZEは、グラフィティカルチャーをベースに、触覚的な筆致で描かれるドローイングやスプレー、廃棄物を用いたコラージュなど多彩な表現でストリートやファッションシーンから現代アートの領域まで幅広く活動を展開するアーティスト。展示タイトルは国道246号沿いで作家が偶然拾ったキャンバスに描かれていたロベルト・シューマンの楽曲「Träumerei」から来ていて、ドイツ語で夢見心地、夢を見るという意味を含むという。これまで夢や幻想を描き、絵を描く中で偶然を受け入れ制作することを大切にしてきたNAZEの作家性を表すタイトルとなってる。

本展では、偶然拾ったキャンバスにNAZEが「Träumerei」を聴きながら描き重ねた新作の展示をはじめ、活動初期作品から未発表作品まで約30点の作品を7mの壁面にコラージュするように構成。また、展覧会初日にNAZE本人がライブペイントを行い、生まれた作品を開催期間中展示するという。

-----------------------------------------------------------
作家ステートメント

11月21日 246沿い道路脇に捨てたれた絵画に出会った。2匹の蝶と楽譜が描かれている、友人を駅まで見送った後に、その絵画を広いアトリエに持ち帰った。今回作る予定の新作は音楽がテーマだった。妙なタイミング、また変な偶然、人生の中で何度かこういう事が起きる。楽譜を調べ聴いてみる。初めて聴く曲。拾った音楽。なんか良いな。これならいい絵が描けそうだ。偶然や音楽の力を信じて、時に思考を反響させながら絵に落とし込んでいく。

NAZE
-----------------------------------------------------------


WALL SELECTION vol.2（平野泰子／西脇衣織）

「WALL SELECTION vol.2」では、作品の根底で「風景」をテーマにしながらも、三原色を基調とした油絵具を幾層にも塗り重ね奥行きのある空間を描き出す作風で知られる平野泰子と、遺失物や廃棄物などからインスピレーションを受け、風化し続ける物事の中に残る魂の痕跡に注目しコラージュやドローイングを制作する西脇衣織、2名のグループ展を開催。


また、「WALL_alternative」は、バーを併設しており常時200本以上のナチュラルワイン／クラフトビールをはじめ和牛コーンビーフを使用したサンドイッチなどのオリジナルメニューを提供している。
アートを鑑賞しながら飲食を楽しめる、新たな形のアートスペースに是非足を運んでみてほしい。


展覧会概要
NAZE個展「Träumerei」
グループ展「WALL SELECTION vol.2（平野泰子／西脇衣織）」

会期：2023年12月20日（水）-12月28日（木）※日曜定休
時間：18:00-24:00
入場：無料・予約不要
会場：WALL_alternative（東京都港区西麻布4-2-4 1F）

＜OPENING PREVIEW＞
NAZEによるライブペインティングを開催予定。
日時：2023年12月20日（水）18:00～24:00
会場：WALL_alternative ※入場無料・予約不要

Instagram：https://instagram.com/wall_alternative
Web：https://avex.jp/wall/