大塚 愛が3月16日(土)
にビルボードライブ東京においてライブを開催した。
これまでビルボードライブでは「AIO PIANO」と冠したピアノ弾き語りツアーを開催してきたが、
昨年デビュー20周年を迎えた大塚 愛が新たな試みとして、<Brass meets Classic>という意味合いを込めた「AIO BRASSIC(アイオ・ブラシック)」というタイトルのもと、
3月から4月にかけて横浜、東京、
大阪の3都市でビルボードライブが開催されることとなった。
ビルボードライブでは同一アーティストが1stステージ、
2ndステージと1日2公演行うこととなっているが、
ここでは1stステージのレポートをお届けする。ただし、
4月2日(火)
にビルボードライブ大阪での公演が控えていることから、
披露された楽曲を知りたくないという方は読まないでいただきたい
。
定刻の16:
30を少し過ぎたころバンドメンバーがステージに登場。
バンドマスターの真船勝博(Bass)、イシイトモキ(
Guitar)、井上薫(Keyboards)、小笠原拓海(
Drums)、武嶋聡(Sax/Clarinet/Flute)
、佐瀬悠輔(Trumpet/Flugelhorn)
という布陣だ。演奏がはじまると、
観客の大きな拍手に導かれるように大塚 愛がステージに登場する。ライブは「東京ミッドナイト」
からスタート。軽快なアンサンブルが鳴り響くなか、
観客の手拍子が会場内の楽しさを増幅させていく。
2曲目に披露されたのは「さくらんぼ-カクテル-」。原曲の「
さくらんぼ」
しか知らない人からしたらビックリするかもしれないが、
オシャレで洗練されたアレンジが施されており、
10年前の2014年にデビュー10周年を記念してリリースされ
た初のセルフカバー作品「AIO PUNCH」に収録されているナンバーだ。
ビルボードライブのようなハコにはとてもよく似合う「
さくらんぼ」になっている。
最初のMCの第一声でステージドリンクを手にした大塚 愛が「ハイ、カンパーイ!」と観客と乾杯する。そして、
敬愛する岩井俊二監督の映画「キリエのうた」に主演のアイナ・
ジ・エンドの母親役として出演した話や、
映画の完成披露試写会に他の出演者と一緒に登壇することとなった
際の裏話をした流れから、
劇中歌としてカバーすることとなった井上陽水「FUN」
が披露される。
普段のライブとは異なり、
ビルボードライブは観客との距離がとても近い。さらに、
最前列の観客ともなるとその距離は数十センチであることから、「
近すぎない?夢が壊れない?私の毛穴、大丈夫?」
と観客との会話も楽しんでいる。
昨年9月にリリースしたコラボアルバム「marble」
に参加してくれた中村正人(DREAMS COME TRUE)と水野良樹(いきものがかり)
とのお寿司屋さんでのエピソードを話したのちには、
水野良樹作曲の「東京スパイラル」が披露される。
「CHU-LIP-蜂蜜酒-」は某テレビドラマのなかであれば「
不適切」
だと言われてしまうであろう妖艶さを醸し出したアレンジと歌唱で
披露される。ステージ上でしゃがんだ大塚 愛が最前列に座る男性と目を合わせながら歌唱すると、
恥ずかしさと照れくささが入り混じったのか男性は手で目を覆って
しまう仕草をしてしまう。
本編ラストを前に大塚 愛がメンバー紹介をしつつ、
各メンバーにこの日のライブで難しかった曲を挙げてもらう一幕も
。本編ラストは、歌唱のほぼ大部分がスキャットという「
シヤチハタ」を披露。歌唱前に大塚 愛に促されていたとおり、曲中でのコール&
レスポンスに観客もしっかりと応えている。
アンコールを求める「もう1回」のコールを受けて、大塚 愛がひとりでステージに登場。ピアノの前に座り、
2つの大きなことを発表する。
ひとつ目は、毎年恒例のバースデー&アニバーサリーライブ「
LOVE IS BORN」を自身の誕生日前日の9月8日(日)にLINE CUBE SHIBUYAで開催すること。
ふたつ目は、初めての個展を開催すること。
開催は7月で場所は青山スパイラルガーデンだ。大塚 愛は何度も「とんでもないデカさ」と言い、最初は「
こんな素晴らしい場所で自分の個展をやっていいのか?」
と迷ったそうだが、いただいた『縁』
を大事にしながら個展の開催に向けて日々がんばっているという。
個展に関する詳細は後日発表されるそうなので続報を楽しみにして
いよう。
そして、最後に観客に向けて感謝の気持ちを伝えつつ、
ラストナンバーとしてピアノ弾き語りによる「プラネタリウム」
が情感たっぷりの歌声で届けられ、
この日の1stステージは終了となった。
尚、この日のライブの模様(1stステージ、2ndステージ)
はU-NEXTで見逃し配信も実施されるので、
残念ながら見ることができなかった方も、「もう1回」
と思っている方も、ぜひチェックしてみよう。
ライブ情報
大塚 愛「LOVE IS BORN ~21st Anniversary 2024~」
日程:2024年9月8日(日)
会場:東京・LINE CUBE SHIBUYA
開場/開演:17時30分/18時30分
※公演に関する詳細は以下URLよりご確認ください。
https://avex.jp/ai/news/detail.php?id=1115225
U-NEXTでの見逃し配信情報
3月16日(土)東京公演(1stステージ、2ndステージ)
がU-NEXTで見逃し配信されます。
<見逃し配信期間>
2024年3月30日(土) 0:00~2024年4月6日(土)23:59
※詳細は以下URLよりご確認ください。
https://help.unext.jp/info/info239a
SET LIST ※1st stage
大塚 愛「AIO BRASSIC」
2024.3.16 ビルボードライブ東京
01. 東京ミッドナイト
02. さくらんぼ-カクテル-
03. FUN
04. 雨色パラソル
05. 東京スパイラル
06. 日々、生きていれば
07. CHU-LIP-蜂蜜酒-
08. シヤチハタ
09. プラネタリウム
カメラマン:釘野孝宏