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Awesome City ClubのメンバーPORINによるソロプロジェクトPiiがオープニン主題歌を担当するTVアニメ「となりの妖怪さん」の原作者noho先生とのスペシャル対談を実現!

2024.05.31
Awesome City Club



Awesome City ClubのメンバーPORINによるソロプロジェクトPiiがオープニン主題歌を担当するABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット『ANiMAZiNG!!!』枠にて現在放送中の、TVアニメ「となりの妖怪さん」原作者noho先生と対談を行った。
初めて対面した二人のお互いの制作ルールや作品の印象などを語った貴重な内容となっている。

――今日が初対面とのこと。インタビュー前もお話が盛り上がっていましたが、実際にお会いした印象をお聞かせください。
Piiさん イメージ通りでした!アイコンに描かれているイラストのイメージ通りですごく似ていらっしゃるなって。

nohoさん よく言われます(笑)。私はPiiさんのYouTubeも拝見していて。優しい雰囲気の方だなと思っていました。イメージ通りだったので、楽しく対談できそうでホッとしています。

ーーお二人が漫画、音楽を制作される際に大切にしていること、ルールのようなものはありますか?
nohoさん 本格的に漫画を描き始めてからルールのようなものができた感じがします。なるべく興味のあるものや気になったこと、今、知らなければいけないと自分が感じたことを積極的に摂取して吸収していきたい思いがあって。いろいろな人と話してみたり、日常の中ですれ違う人を観察してみたり。そういうことを意識的にしてみようかな、習慣づけができたらいいなと心がけるようになりました。人だけでなく作品からも摂取するようにしています。最近はアニメを観ることも増えました。

Piiさん 好きな作品知りたいです!

nohoさん 毎年、春はドラえもんの映画を欠かさず観ています(笑)。

Piiさん 私も人と関わることで感じることを表現しています。いろいろな人と関わることを大事にしたり、偏見を持たずに接することを心がけています。ソロプロジェクトでは特に、私のルーツを大事にしています。例えば、実家が造園会社をやっているので、四季折々でお花の移ろいなどを見てきました。自然と、お花がモチーフの楽曲が多くなっているのもその影響だと思います。ルールまではいかないかもしれないけれど、制作する時は集中するために山に籠りがちです(笑)。

――人と会うように、人となるべく話すようにという共通点があるようですが、お二人は初めて会う人とお話しするのは得意ですか?

nohoさん 私は人見知りなので、頑張ってやっている感じです(笑)。スイッチを入れて切り替えるようにしています。

Piiさん 私も同じです。本来は超人見知り。トレーニングしてできるようになりました(笑)。

ーー主題歌を聴いたときの感想を教えてください。

nohoさん デモを聴かせていただいたときから、すごく懐かしい気持ちになりました。Piiさんの柔らかくて温かい歌声は、もうすでに「となりの妖怪さん」の世界が形作られているように感じました。すごく世界観にマッチしていてうれしかったです。アニメで流れるのを早く聴きたくなって、ワクワクした思い出があります。

Piiさん ありがとうございます!直接感想が聞けるのはすごくうれしいです。アニメの主題歌は初めてでしたが、「となりの妖怪さん」はとても好きな世界観だったのですごくスムーズに曲作りができました。私自身、田舎町の原風景が大好きなので、妖怪さんや神様たちと共存できる世界はすごく理想的だったし、自分が飼っていたペットが妖怪に変身してコミュニケーションがとれたら…なんて考えたりもしていたので、憧れが詰まっていた作品の主題歌というのはすごくありがたかったです。

ーー主題歌を書き下ろすために実際に静岡へ足を運ばれたそうですが、印象深い場所や思い出に残っている場所はありますか?

Piiさん 1巻のあとがきに出ていた場所をいろいろ調べて遠州の森町まで行きました。小國神社なども巡って。空気が澄んでいてとても綺麗で気持ちよかったです。実際に神社の川に足を入れたりもして。「となりの妖怪さん」の世界に入り込めるきっかけになった気がします。タクシーの運転手さんが妖怪さんみたいに見える、そんな場所でした(笑)。漫画を読んだ人、アニメを観た人はみんな行きたくなると思います。

nohoさん すごくうれしいです。地元で自分に馴染んでいる場所なので、漫画の中に登場させるのは必然だったのですが、漫画を読んで「行きたいな」と思ってくれるのは、何だか地元に貢献している感じがしてうれしいです。描いているときはそんなつもりはなかったけれど、結果、漫画を読んで聖地巡礼したくなったり、Piiさんのように実際にしてくださった人がいるというのは、ちょっといいことをしたような気分になります(笑)。

Piiさん 私の母はアニメ第1話を観て「又一庵」のお菓子をお取り寄せしてました!

nohoさん 売り上げに貢献できたかな。

Piiさん 確実にしていますね。

ーーレコーディングで心がけたことはありますか?

Piiさん 優しい世界観にしたかったので、強さを出しすぎずに、自分の中にある母性のような大きい愛情を意識しながら歌いました。オケの中にシタール(北インド発祥の弦楽器。民族楽器)を使ってちょっと妖怪っぽい音も入れています。漫画でイメージを膨らませて作った楽曲が、アニメの世界で動く映像と一緒になって、曲そのものも大きく広がっていった感じがしました。すごく気に入っています。

nohoさん 楽曲を聴いたときに、風が吹くような印象がありました。曲を聞いて感じた風の吹く様子が、アニメーションでも表現されていて、アニメと音楽が融合した瞬間、究極合体!みたいに感じたのを覚えています。アニメが始まる、というワクワク感があってすごく素敵なオープニングで大好きです。

ーー漫画に登場させる場所の選び方、ポイントはあるんでしょうか?

nohoさん キャラクターたちが行きそうな場所を選んでいます。舞台のモデルになっている地域の中で、みんなが行きそうな場所を思い浮かべたりして。例えばみんなで行くなら串カツ屋さんがいいな、どんな串カツ屋さんがいいかなと探したりして(インタビューはコミック3巻 /アニメ7話に登場の串カツ くまたさんにて実施)。「道の駅 潮見坂」(コミック3巻/アニメ7話に登場)も、行ったことのある場所でドライブ感が欲しくなったときに思いつきました。海も見えるし、足湯もできるし、晴れたらとても綺麗な場所でおすすめです。

ーー好きな世界観の作品とのこと。お気に入りのキャラクターやシーンを教えてください。

Piiさん アニメの第1話でジローさんと睦実がおいなりさんを作るシーン。2個お供えしたおいなりさんが1個になるシーンがすごく好きです。神様はいつも見てるんだよ、っていうところ。母とLINEで盛り上がりました。キャラはベトベトサンが好きです。めっちゃいいこと言いますよね。ぶちおが悩んでいるときに「本質は自分で見つけなければならない」って諭したり、夕暮れどきの虚数の話とか、すごく達観しているなって。体はあんなちっちゃいのに、でっかい男だなーって思いながら観ています。

ーーPiiさんは楽曲作りのために漫画の聖地に足を運んだとのことですが、普段からお二人は聖地巡礼をすることはあるのでしょうか?

nohoさん 行ってみたいと思っているのですが、まだやったことはないです。作品に登場するシーンと同じ画角で写真を撮ってみたりしたいですね。「ここ行ったぜ!」って感じで(笑)。作品の雰囲気を味わいたい気持ちはあります。私の場合は、まずおいしいものありきなので、おいしそうなものが出てくる作品で巡ってみたいです。

Piiさん 実は聖地巡礼をするのは今回が初めて。妖怪さんたちの仲間に入りたい、作品の世界観に入り込みたいという気持ちになって。一緒の世界で生きてみたい、近づきたいという気持ちはあっても、なかなか行くことはなかったのですが、今回はその気持ちがすごく強くて気づいたら足を運んでいました。そのくらい惹かれた作品です。

ーーお二人にとって心のふるさととは?

Piiさん 奈良です。ここ2年ぐらいずっとハマっていて年に2回くらい行っています。原風景が変わらずにあって、大好きな場所。行くと昔から知っているような安心感が芽生えます。癒されに行く場所です。

nohoさん 作中で百合さんが故郷の岩手県遠野市について話していましたが、私も同じようなことを感じていて。例えば、東京から地元に帰ってきたときに落ち着くなって思うんです。同じ日本だけど、空気感が違うというのかな。風の吹き方も建物の関係で違うし、落ち着く感じがもう体に馴染んでいて。ホッとできる地元に、これからもずっと住み続ける気がします。

ーーXで投稿キャンペーンを行った「#みてみて妖怪さん」。お二人にとって妖怪とは?

nohoさん ちょっとがっかりされるかもしれないのですが、私は妖怪や幽霊を信じていないタイプなんです。

Piiさん え?意外です!

nohoさん でも作品を描くにあたって、この地に伝わる天狗の話が多いことを知って。連載が始まるときには「見守ってください」と袋井の可睡斎にお参りに行きました。「となりの妖怪さん」を描きながら、いろいろと知っていった感じです。

Piiさん 私は昔バイトしていたお直し屋さんに、90度くらい腰の曲がったおじいさんがいたのですが、ジャケットのお直しがめちゃくちゃ上手で。それこそ「となりの妖怪さん」に出てきそうな感じの人でした。私は神社仏閣が大好きなので、参拝はよく行きます。気持ちが疲れたときは、神社の鳥居をくぐるようにしています。気持ちが浄化される感じがするので、以前は毎月1日、近所にあるお気に入りの神社で参拝していました。

nohoさん リフレッシュできますよね。私の場合は、おいしいものを食べることが一番のリフレッシュです。最近、料理にハマっています。何を作ろうかなと考えるのがスイッチングになって、いい気分転換になっています。

――最近作ったものでおいしくできたメニューは?

nohoさん たけのこの煮物です。親戚の家の近くに山があって、たけのこが採れるんです。今年は特に出来がいいらしく、大きいたけのこをいただきました。丸太に見えるくらい大きなたけのこでびっくりしたくらい(笑)。下処理は母にしてもらったので、私は煮ただけですが、すごくおいしくできました。

Piiさん たけのこ採り、いいですね!

nohoさん 小さい頃は、祖母と一緒にしいたけも採りによく行ってました。

Piiさん 楽しそう!何か一緒に採りに行って、料理して、おしゃべりしながら食べたいですね。下処理はすべて先生のお母さんにお願いして(笑)。

nohoさん いいですね

TVアニメ『となりの妖怪さん』
4月6日(土)26時よりABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット「ANiMAZiNG!!!」枠にて絶賛放送中!
公式サイト:https://tonari-no-yokai-san.com/
公式X:https://x.com/TonarinoYokai3[一渡1]

●PORIN (Awesome City Club, Pii)

Awesome City Clubのメンバーとして2015年にメジャーデビュー。
2021年には、映画「花束みたいな恋をした」に本人役で出演し、映画のインスパイアソング「勿忘」をリリースすると各配信サイトで上位にランクインし続け、関連動画を含めると11億回を超える再生数に。同年末には、第63回日本レコード大賞にて「優秀作品賞」を受賞。第72回NHK紅白歌合戦への初出場を果たし、以降も精力的に活動を続けている。

2021年春からは、Pii(ピィ)名義でソロプロジェクトを始動。
都会的なAwesome City Clubとはうってかわって、Piiは田舎の故郷を思い起こす、それでいて
かけがえのない時間を表現する。前向きに歩んでいきたい気持ちと、言葉にできないわだかまりがないまぜになった、どことなく懐かしさを感じさせるサウンド。安らげる自分だけの場所、忘れかけていた大切な記憶、日本の面影や私たちの心のふるさとを思い起こさせ、御守りのように心の拠り所になるポップソングを歌う。2024年4月24日、6枚目のシングルとして、ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット『ANiMAZiNG!!!』枠、TVアニメ「となりの妖怪さん」オープニング主題歌「お化けひまわり」をリリース。

個人活動として、2018年に自身がディレクターを務めるアパレルブランド「yarden」を立ち上げ、これまで年に2回ずつコレクションを発表。
時代と共に変化し続け、音楽を軸にバンド・個人共に活躍の場をさらに広げていく。

リリース情報
Pii 「お化けひまわり」 配信中
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネットANiMAZiNG!!!枠アニメ
『となりの妖怪さん』のオープニング主題歌
URL:https://Pii.lnk.to/ObakeHimawari
「お化けひまわり」ミュージックビデオ



Pii
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCvK0ie8WLwNqtqHQUQGbimQ
X(旧Twitter) : https://twitter.com/ppiipiipp
Instagram : https://www.instagram.com/ppiipiipp
TikTok : https://www.tiktok.com/@ppiipiipp

PORIN
X(旧Twitter) : https://twitter.com/pppppporinp
Instagram : https://www.instagram.com/ppporin
TikTok : https://www.tiktok.com/@pppporin
 
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